6月いっぱい、転職による有給消化期間なのだが、有給消化期間中にやりたいことの一つに簿記の試験を受けるというのがあった。ので勉強して受けたら合格した。
受けたかった理由
- 財務諸表の読み方がよくわかってない。勤めている会社の状態をお金という側面から知ることができるようにしたい!という気持ちがずっとあった
- これまで、会計関連の本を何冊か読んだことはあったが、すぐに忘れていった。もうちょっと身になる方法を探していた
- 経済学部出身でお金回り詳しそうなのに簿記をとってない。。。(簿記の講義は受けたがずっと寝ていた)、という悲しさがずっとあった
- まぁそもそも、経済学部の中でも商学科と経済学科に分かれていて、私は経済学部出身で簿記は経済学科の専門ではない、みたいな意見もあるが、なんとなくずっとしこりとしてあった
- 会社で"簿記どうっすか"と皆に聞いてみたところ、"とったけど役に立ってない"という意見のほかに、経営者たちと話せるための共通のボキャブラリとして持っておくと便利という話があった
勉強方法
当方ITエンジニア。特に事前知識はない状態からのスタート(上記書いたように、数年前に会計関連の本は読んだが、もう完全に忘れている。貸借対照表と損益計算書がそれぞれ現時点での資産の状況を表す/特定期間の損益の状況を表す、くらいの知識は持っていたがそれくらいならググれば5分でわかる内容である)。
イメージで攻略 わかる! 受かる‼ 日商簿記3級 という試験対策本を一通り読んでこの本に記載の問題を解いた。 だいたい15時間くらいで最後に付属している模試も含めて解けた。この本は、アイコンでのイメージ化が売りらしいが、特にその恩恵は一切感じなかった。勘定科目ごとにアイコンがあり、その色で資産か費用か、みたいな勘定科目のどのグループに所属するか、みたいな分類がされていたようだが、どの色がどれかまったく覚えられなかった(アイコンの名前の敬称が"さん"か"くん"かでホームポジションが貸方か借方かわかるようにもなっていたがそちらもどっちがどっちか全く覚えられなかった)。 このあたりは、勘定科目それぞれの意味を把握すればどこに所属するかはだいたい一発なのでアイコンの意味が分からなくても特に困ることはなかったが、たぶん人によってはこのアイコンのシステムがうれしい人もいる。。。のかな???
仕訳あたりは非常に面白かったが、仕訳したものをいろいろな帳簿に転記していくのが非常にだるかった。しかし、これによって財務諸表がどのように組み立てられているかがなんとなくわかった。
一通りやっただけで以下かいた通り合格したので、比較的優れた対策本だったといえる。検索したりすると"簿記3級には100時間の勉強が必要"とか出てくるが、この本のおかげで15時間で合格したので、やはり優秀な本だったのであろう。ただ、ギリギリではあったので、あと2時間ほどかけて模試をする回数を1回でも追加していればもっと盤石な状態になったとは思う。
受験結果
合格した。ただ、70点が合格点で74点だったので非常にギリギリだった。 時間も足りなかったし、これは模試的なものの数をもう何度かこなすともっといい点が取れたであろう。
感想
まだ経営者たちと、簿記で学んだ用語を使って会話するイベントは発生していない。 が、お金について知ることで、お金を用いて仮説を立てるということがしやすくなるのは仕事をやっていくにおいての大きな利点だなとは、そのようなことを仕事でやっている妻と会話していて感じた。このあたりは実際の仕事で掘っていきたい部分である。 以下、雑多な感想。
簿記3級、15時間位の勉強で取得できて財務諸表をどうやって組み立ててるかがわかるしなかなかタイパが良いと思う(既に合格したつもりのツイート)。あと、私が本当にやりたかったのは簿記ではなくビジネス会計検定っぽかったな、というのも15時間で学べたので更にお得。
— でこくん (@dekokun) June 26, 2023
簿記3級合格(点数はギリギリだったが、まぁ時間が足りなかったのでな。。)!!財務諸表の構築の雰囲気が学べてよかったです。取得へ背中を押してくれた現職はてなの皆さんに感謝。
— でこくん (@dekokun) June 26, 2023
勉強も含めて非常に楽しかった。こういう、いろんな分野の最初の一歩みたいなのはどんどんやっていきたいですね。タイパいいと思う。